■ 2011.09.11
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 米国の薬学部においては、ドラッグインフォメーションセンターが57%の大学に設置されており、日本でも臨床薬学教育の基盤となる医薬品情報学のさらなる発展には、薬学部における医薬情報センターの設置が大きな意味をもっています。
 本学の医薬情報センターは、日本で初めて昭和53年に医薬情報部門として発足しました。当時は、開設して間もない薬学専攻科の学生に対して、医薬品情報活動の支援をするとともに、学内研究者からの文献検索依頼及び卒業生を中心とした薬剤師からの質問に対応していました。昭和57年に薬学部の正式な附属研究施設「医薬情報センター」とされ、医薬情報学の教育と医薬情報サービス業務の両者を担う施設となりました。平成12年には医薬品情報学の研究分野を担う医薬品情報学研究室が開設されました。
 医薬情報センターは、医薬品情報学研究室とモデル調剤薬局の両方に隣接するレイアウトになっており、医薬品情報学の研究、3年次の「物理系応用(医薬品情報学)実習」、さらに4年次の「事前実習」において調剤実習と医薬品情報実習が連携をもちながら教育が行えるような構造になっています。医薬品情報学の充実とともに次の世代を担う薬学生に対して医療を見据えた医薬品情報学の指導を行なっています。特に3年次の実習では、種々の問題を含んだ模擬処方せん及び問診票を題材として、医薬品情報の情報源、情報の種類、情報の収集、評価できる能力を習得しています。

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